愚かな薔薇 上(恩田陸)

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 何冊も次に読もうと思った本を買ったり借りたりしておいて、積読していることが多いのだけれど、次に読む本がないなぁと思って、図書館の新着図書のところから特に選ばず小説を一冊、手に取って借りてきた。読もうと思うと、「上」と書かれている…。あら、「上」「下」巻の小説だったのか。図書館で検索してみても「下巻」はまだ蔵書にはくわえられていないようだった。

そんなわけで、上巻だけを読み終えて、次の小説を読むことになったので…ここまでの話をちょっとメモしておこう。愚かな薔薇とは、枯れることがないバラのことだという。そして、ある町では「虚ろ船乗り」という憧れられる存在になるために、子どもたちにいろいろな取り組みを行わせて変化を待つというキャンプが行われている。それと同時並行に町のお祭りも行われいて、そのお祭りを観光にくる人も多い。そんなキャンプに、違う町からその町にゆかりの少女が何も知らされずに参加するというところからのスタートである。

虚ろ舟乗りとな何なのか、変化するとはどういうことなのか、それを当事者である少女が、自分の変化を感じながら必死に抵抗して、その状況を懸命に考えながら物語は進んでいく。古くからおこなわれるその儀式に足して、ツクバという他の町では、科学的な方法で虚ろ舟乗りに変化させる方法を研究によって行い、生まれながらに変化している男を作り出し、その男もキャンプの行われている町へ来ているというわけだ。

少女の両親の謎が少しずつ解明されながら、変化に伴う儀式の中に別の意図が絡み合い、純粋な儀式が悪用されようとしているところで、物語は下巻へと続くのだ…。

読んでいてとっても気持ちの悪いものを感じるが…その先が気になるというような小説である。図書館に下巻が入ったら、また読んでみようと思うが…いつになることやら。

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