さいはての彼女

小説

 原田マハさんの小説。本屋さんで元気を探していたときに見つけた一冊。へこんだ時、壁にぶつかった時、心をリセットできる1冊です。の表紙。4つの短編からなる小説。思いがけないきっかけで旅をする。ああ!こんな旅してみたいな、バイク乗りたいと思う、そんな小説だった。

 旅の中での出会いが、うまくいかない現状の見方を変えてくれる。そうして、新しい見方で振り返って自分自身を見つめ直すことで、また現実の世界へと戻っていく。

 なんだかとってもいい気分で読むことができた。「最悪の事態に直面したとき、一時間後に立ち直っている自分を想像できるか。それができる人は、一年後、十年後、必ず成功する人です。」小説中の一文。

 僕も立ち直る自分を想像したい。そう思わせる小説でした。

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