金持ち父さんの話みたいな本をたまには読みたいと思って、図書館の書架へ行くと、この本を発見。そんな風に手を取ったが、「お金」には何の価値もないということろから始まって、物語風に「お金」のとらえ方について話は進んでいく。そして、さらにちょっとした感動話つきの小説にまとめてあった。
「お金」はただの紙だというのはその通り。でも、多くの人がお金に執着して金の亡者になってしまう。お金があればある程度の幸せは買えるのが現実で、給料がもらえるから仕事をする人もたくさんいる。どれも、本来そうではないよねと言われれれば、その通りなんだけど…。読み終えてやっぱりしっくりこない。
誰かを愛して誰かのために働いて…。それで幸せに何不自由なく暮らしていけるならそれでいいのだろうけど、何不自由なくなんてことがあるのだろうか。確かに給料が高ければなんでもよい訳ではない。給料が安くてもやりがいを感じるといえば、そこに「愛」や「誰かとのつながり」があると思う。きっと今の自分の仕事に「やりがい」を感じないから、根本はそこが問題なんだろう。組織の中で働くって結局は歯車で、誰かのためにっていう感覚がマヒしていって、たいして評価もされなきゃ、本来の仕事以外の仕事がどんどん降ってきて…でも、そっちが短納期だから、本来の仕事はおろそかになっていき、なんのために働いてるのかなぁなんて考えちゃう。そんなんだから評価もされないのもわかる。
話がそれましたが、お金に対する感覚を変えようと思ってこの本を読んだとして、きれいごとだなぁと思いながら本を閉じる。きれいごとだなぁと思っている自分が情けないけど、どっかで歯車が回っていて、その余力で生活している人と、その歯車を自分で回していないと転んじゃう自転車操業の人とは違うよね。自転車操業がどっかで手放し運転できるようになって、いつか自分が回さなくてもよくなるようにするためには、やっぱり勇気をもって今を変えなきゃいかんというのも感じるけど、やっぱりその勇気がないのは「お金」のとらえ方が間違っているのかなぁって堂々巡りの読書でした。



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