重松清にはない読み終わった後の爽やかさと言うか、染み込む感じです。作家が違うから当然であるが、僕はこういう小説が嫌いではない。いや、むしろ好きである。君の膵臓を食べたい。の一言がこんなにも印象が変わるのか。
そして、有限なる時間をどう生きるのか。私たちの人生は一つ一つの選択の結果である。選択を変えることで人は変わる。正反対のものと出会うことで両側を知った人になれる。こういうことは小説だから起こるのか。
いや、実際にも起こっているし、そうやって人は変わっていく。すべては自分の選択なのだ。人が死に対して向き合う姿のなかで強さなんかうそだと思う。
常に死を意識すれば人生は変わるのかもしれない。本当に死は突然起こりうる。でも、人間は常に死を意識できるほど強くはない。だから不確実である未来を意識して我々は生きる。明日は当然来るのだと。
他者との関わりのなかにこそ、感動があり、傷つきがあり、成長がある。関わることを恐れず、伝わらないことに卑屈にならず、他者との関わりの中で自分の変化を受け入れれる人でありたい。
リンク



コメント