伝え方が9割

　たまたま入社した会社でコピーライターとなった佐々木圭一さんの本。あるブログを読んでいた時に、おすすめされていたので手に取った。コピーライターとは、文章力のある人がなるものだと思っていた。ところが、この佐々木さんは全く文章力がない…のに、賞は獲るし本は出すしというつわものでだ。さて、なぜそうなったのか？？

　伝える方法とは学べる！しかも、学校で教わる教科としての答えとは違う。読んでいて「確かに、確かにそう」と思うことがたくさんあるのだ。まさに、ビビビッとしちゃう手法を赤裸々に教えてくれる。こりゃいい本を見つけましたと感じました。

　ここだけの話ですが、結構簡単な方法で文書の印象が変わっていくんです。ダメライターが、ある時に法則を見つけたら、トップライターになってしまうわけですから、これは魔法のようなことだと思ったけど、ところがどっこい、いろんな場所や場面で使われているんだと、言われてみて気づくことがたくさんあります。

　そして、コミュニケーション能力が低いと思っている人たちが、これを使って女性をデートに誘うことに成功したなどの、エピソードがまたいい。そうですよね、そういう場面で使えなければ本物じゃないんですよ。伝え方が9割！その核心は相手を思うことです。

　短い文章で簡潔にまとめられた『とーーーっても読みやすくて学べる本」でした。