世紀末の隣人

小説

 私生活の中で小説よりも奇妙な日々を送りながら、この小説を読んだ。

 時に時間を空けて読んできた話の内容は、漠然とした記憶しかない。

 20世紀末に起こった社会的な事件を違う角度から、重松の目線で振り返ったものである。こうやって並べられると時代の中に原因があるように 見えがちだが本当にそうなのかと考える。

 それぞれの時代に問題を抱えながら人は生きている。

 この本を手に取った時の僕もそうである。理由はいくらでもつけれるが、それでも真っ直ぐにとは言わぬにしても生きていくしかない。

 いろいろな事件が物語になったときに、当事者はどう感じるのだろう。結論も理解もない、ただ事実としてしか受け入れられないのではないだろうか。生きていくぞ。。何があっても、世紀末でも。

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