今日中に読み終えることができた。
現在のトヨタ自動車と、章一郎さんが健在であることを知っているので、読むなかに安心感がある。現在、2兆円を稼ぎ出す一大グループであるトヨタのトップでありながら、その人の良さが伝わってくる。
肩書きだけでも数多く、それでいてその一つ一つに使命感をもって取り組まれていることが尊敬できる。
ものづくりは人づくりということで社員教育に限らず、大学や中等教育学校を作られてきた。そして一貫して全人教育に尽力されている。
現在の日本がこれだけの産業立国となっていることにはトヨタの力は大きい。佐吉が発明した織機から喜一郎が自動車に転換させていくわけだが、そこにも佐吉の海外でみた自動車文化が影響してのことである。そしてそんな家系に生まれながらも最初はトヨタに入る気持ちもなかったところで、喜一郎の死が章一郎さんの人生を変えた。
しかし、章一郎さんはまさに応援される人である。応援される人は応援することができる人である。
トヨタ自動車は３代目となる章男さんが現在の社長。しかし、一族や一企業の発展ではなく社会や日本の発展に寄与しようとする心意気は佐吉から受け継がれた暖かみを感じる。
なんか、良い家族ですねって、的外れな言葉で締めくくりたい。(笑)
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