禁じられた楽園

小説

 新しい世界を求めて図書館で借りてきた小説である。題名にひかれたのだと思う。しかし、禁じられた楽園というタイトルはこの小説にふさわしいのだろうか。

 そうだなぁ。スッキリするところのない…お化け屋敷の暗いところを歩いている気分。読み進めても、現実ばなれした、次のページを読み進めるのに戸惑う気持ち。まさに、お化け屋敷の暗い廊下を歩いているような。

 作者がこれを求めていたのなら成功したといえる。しかし、それは禁じられた楽園なのだろうか。僕はどんな物語を求めて、この小説を手にしたのかというところが問題となる。それは登場人物たちが一つの場所に集まっていく心境と似たものだろうか。こんなことを求めてないと思いながら先に進んでしまうのだ。

 一つの言えるのは、ラストがあまりに急展開で、あっさりとしているのは、連載小説の事情なのか?と思うほど…。だいたい、僕はホラーが苦手なんだ!

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