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君の膵臓をたべたい

重松清にはない読み終わった後の爽やかさと言うか、染み込む感じです。作家が違うから当然であるが、僕はこういう小説が嫌いではない。いや、むしろ好きである。君の膵臓を食べたい。の一言がこんなにも印象が変わるのか。 そして、有限なる時間をどう生きる...
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リバース

まずは、さすが湊かなえである。 以前にも最後の一文で世界が変わる小説を読んだ記憶はあるが、それはどれも結論であった。しかし、この小説は違う。物語の始まりのように終わる。 人生の節目をゴールといいながら実はそれがスタートラインであることは誰も...
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水鏡推理4

久しぶりにこれを書ける。4月から環境が変わり忙しくて本も読めなかったと言えば言い訳のように聞こえるかもしれない。松岡佳祐の作品である。相変わらず人は死なない。文科省の不正を暴くタスクフォースの話である。今回は天気予報についての話しであった。...
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真実の10メートル手前

高校生直木賞のエントリー作の一つです。フリーの記者、太刀洗万智を主人公とする短編集でした。最後の最後に真実にたどり着く。ただ、個人的にはそういう展開かって言うほどの驚きはない。主人公の御手洗は女性として魅力のある知的な存在である。なんとなく...
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海の見える理髪店

今回の直木賞受賞作。個人的には…微妙かなぁ。短編集でした。読み終えて振り返ってみるとどれもなかなか切ないお話。最初の受賞作を読んでふと思ったのは、かつて芥川賞に選ばれ、都知事閣下が…と言いながらも受賞した作品である。なんでそう思ったのかは、...
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ポイズンドーター・ホーリーマザー

直木賞候補の一つとなった作品である。湊かなえの小説は好きです。なんだろうこのドキドキする感じは…。でも、人を殺すことをこんなにあっさり書きますか?って感じがします。湊さんのこの世界観はどこからくるんだろう?すごいなって思います。たんたんと追...
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雪煙チェイス

前回に続き東野圭吾。今回は事件とはまったく関係のないところで話が進んでいく。惚れたはれたもない。たんたんと物語は進み、犯人は結局あっという間に捕まる。読み終えてみて時間潰しにはなったがハラハラドキドキはなかった。 なんとなく出来すぎたストー...
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祈りの幕が下りる時

切ない思いを残す小説であった。東野圭吾の加賀恭一郎シリーズである。感情を出さず冷静に乱れない強い男とは、その背景に大きな闇を抱えながらも曲がらずに生きてきた強さなんだと感じる。 原発に対する記述に多少の嫌悪かんを感じながら、人も醜さを垣間見...
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ファミレス

久しぶりの重松清。結構切ない話でした。いや、自分と比較しながら読んだからかな。子どもが一人立ちしていった後の家庭はどうなるんだろうか。時代は変わり個人の生き方の多様性が認められて、子育てが終わっても夫婦は共に生活していくのだろうか。なんだか...
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また次の春へ

続いて重松清です。人間模様が好きですね。今回は別れを取り上げた短編集。後半は震災による別れをいくつかの角度や家族から。妙に切ない気持ちになります。この感覚、染み渡る感じがわかるようになったのは自分に子どもができてからなのかもしれない。急な別...
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