ファミレス

小説

久しぶりの重松清。
結構切ない話でした。いや、自分と比較しながら読んだからかな。
子どもが一人立ちしていった後の家庭はどうなるんだろうか。
時代は変わり個人の生き方の多様性が認められて、子育てが終わっても夫婦は共に生活していくのだろうか。
なんだか最後まで読むのが怖くもあり、自分のなかでもったいぶりながら読み進める小説だった。
家庭事情の違う中年三人が料理を通して、それぞれの人生に向き合う訳だが、あり得ない展開とそれをもろともしない現実的な内容だった。
うちの子どもはチビだけどすでに家庭の会話は子供の話くらいしか共通言語はないのかもしれない。
仕事中心で見逃している信号がすでにたくさんあったりして。
なんとなく考えさせられながら、読み終えちゃいました。物語の中の彼らの生活はどう続いていくのだろうか・・・。

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