教育の力、私学の力

教育

 私立学校と公立学校の違いと、私学の成り立ちについて書かれた本である。まずは学校が明治以前からどのようにできてきたか。日本人の教育への関心は昔から高かったようである。さて、私学の私学たるゆえんは何か。

 それは建学の精神を中心とする学力の伸長のみならない人間教育である。公立学校は公として平準化した教育の提供である一方、私学は建学の精神に基づいた特色あるカリキュラムが組まれている。しかし、私学も公教育なのだ。

 途中からは公立の私学化の問題や私学保護者は税金では公立学校の補助もしていることとなり2重に教育費を負担しているなどの運営面の話となった。私立の存在意義がわかる内容ではあったが、ここまで私学ならできるんだという、ことはわからなかった。

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