あの日、君は何をした(まさきとしか)

小説

また、すごい小説に出会ってしまった。ゾクゾクする…それもいろんな感情で。
最初の三分の一の気持ち悪いようなゾクゾク。なんでそうなるの?というような展開。この気持ち悪いような感じは読み進めるのが苦しいなぁと思いながら、曖昧な終わりを迎えて、その後はさっきまでの物語はどこへいっちゃったんだろう?そう思いながら読み進める感じ。

あら?短編だったの?それにしては…。でも、どうして?という疑問を持ちながら次の物語に入り込んでいく。癖のある刑事が難事件を解決していくのかと思うと、そうでもない。新たな登場人物達が物語をつくっていく。そんな時にふと、えっ?ようやくここで?登場などというのが残り三分の一の頃である。重ならなかったところ、すれ違いながら…少しずつ重なる部分が増えていく。
じゃぁ、2つが1つになって終わるのかと思えば…最後にしっかりもうひと展開くるわけだ。どんなけネタを仕込んでくるのか。

物語の中に登場するいくつかの家族像。家族のあり方や繋がりやいびつな感情がそこにある。
その日、君は何をした…読み終えてやっぱり残るゾクゾク感が印象的だ。

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