また、同じ夢を見ていた

小説

 「君の膵臓を食べたい」を読んで、いくつものドキッとする表現に出会った。そんなのをちょっと期待して購入しました。その期待に十分応えてくれる小説だった。

 ある女性がいつも同じ夢を見ている。その夢は、自分の小学生時代のものである。とっても不思議な夢は、過去を見ているのか、未来を見ているのかわかりません。でも、たくさんの素敵な言葉や表現があって、とっても素敵なお話です。夢の中だから不思議なことは起こるだろうし、そんな夢を通して、彼女は自分にとっての幸せを探していく、見つけていく。

 今の自分にも、そんな夢が見れるだろうか?寝ていては見ることはできないだろう。小説の主人公のように小さな勇気をもって、自分を変えていくことで、自分の未来は変わっていく。うまくいくことばかりではないだろうけど。

 ほっこり温かい小説で、やっぱり君の膵臓を食べたいと同じ作家だなぁって思いました。

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