四十回のまばたき

小説

時々、どうしようもなく重松清の小説が読みたくなる。
そんな時に本屋をうろうろして見つけたのが、今回の四十回のまばたきだった。
巻末の書評を読んで、これが重松清の3作目の小説であることを知った。ゴールがある内容ではない。それは重松小説の当たり前な部分である。読んでいて、なんとも突拍子もない展開。妻が死んでしまって、その妹がやって来るんだが…あり得ない展開のなかで、できの悪い翻訳家の主人公がバランスよくまとめようと、日々を過ごす。そんな、正直でどんくさい感じにとっても親近感がわいた。
ただ、人に薦めますか?って言われると、つかみどころが無さすぎて薦めません。(笑)
文庫本の帯に、30代40代で読みたい本♂とあったけど
僕にはまだ早かったのか、遅すぎたのか…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました