「ひとそれぞれ」がさみしい(石田光規)

哲学

「ひとそれぞれ」なんとなく使いやすい言葉ですよね。でも、その言葉が人間関係を希薄にしているとしたら…。そんなこと考えたこともなかった。多様性が求められている世の中で、相手のことを尊重するための言葉としてよく使われるけど。

過去の人情味のある社会と言われると、なんとなく感情がありふれているように感じるけれど、そんな時代の映画から見てみると、過去の人間関係は表面上はとっても希薄だったという。現在であれば、感情ありふれる映像で表現される場面になるだろうところが、さらっとした映像でありながら、そこに感情ではない社会のつながりが描かれている。

みんな違ってそれでいいといいながら、逆に、「普通」ではないことをしたら叩かれる。かつてであれば、小さな問題で済んだことも、インターネットが介したことで大きな力になる。そして、それが社会問題になっていく。人それぞれでは許さないという風潮が出てきていることを危惧する。

そして、人間関係はどんどん希薄になってくる…。さて、本当にそれでいいのだろうか。他者と深く付き合うことが人間を成長させると思うんだけどなぁ。

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