風の中のマリア

小説

 小説読みたくて手にとった本。百田尚樹も何冊か読んだけど、新しいテイストの物語だった。やっぱり面白い。スズメバチの生態を擬人化しながら書いた物語。最初は人間の恋物語くらいを想像しながら手に取ったから、拍子抜けして、ハチの物語なら読むのをやめようかしらなんて思ったのに、リアルでありながら、ちゃんと物語だからすごく引き込まれてしまった。

 そして、数日で読みきってしまった。ハチの生態をこうやって知るととても興味深い。本能のまま、種の保存のためにその時々に違う行動をして、何代にもわたって今も生き続けるわけだから、そこが物語になってしかるべきである。

 なんかとっても愛着のわく存在になったスズメバチだが、やっぱり実際には会いたくないものだ。(笑)

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