夜間中学へようこそ

小説

 ノンフィクションかなぁと思って、図書館で手にした本。小説でした。でも、ノンフィクションだったらもっとよかったなぁと思わせる本でした。

 どこかでこういう物語が起こっているのだと信じたい。中学へ入学する女の子のお祖母ちゃんが夜間中学に通うと言い出したってところから始まる物語。小説なんだけど、学ぶってこういうことだよなぁ。いつまでも学ぶってことが生きがいになるんだよなぁって考えさせられる小説だった。

 学校に通うことは義務ではない。私たちが学ぶことは権利であって義務ではない。大人には子供を学校に通わせる義務があるだけだ。学ぶことは義務ではない。学ぶことは喜びなんだと思う。

 そういうことが中学校の頃からわかるような学校にならなきゃいかんと思う。どうして、学ぶことが義務だと、いやいやでも学ぶんだとなってしまったのだろうか…。いろいろ考えさせられる物語。確かに、起こる事件が見事にうまく解決していく、現実ならこうは簡単にいかないだろうなぁと読み終えて思う。

 でも、やっぱりノンフィクションだったらよかったのになぁ。

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