教育は遺伝に勝てるか?(安藤寿康)

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ひょんな出会いとはあるものだ。今回の本もまさにその出会い。遺伝と教育…これはとっても難しい問題だと思う。遺伝で決まるなら教育は必要ないことになるし、遺伝に関わらず教育が人の特性をきめるとすればそれもまた怖いことだ。遺伝とは…となれば、メンデルの法則にさかのぼる。そして、メンデルの法則から、人間の一卵性双生児研究による遺伝の影響について、研究されてきたのが安藤先生だ。

もともとは教育心理学を専門とされた方である。心理学も結果的には統計的には有意な差を持って語られるものの絶対的な心理作用があるわけではなく、環境に応じた影響を受けるのと、遺伝に関しても基本的には同様に、遺伝的な影響はあるが、しかし、すべてが井出人寄るものではなく、環境によって遺伝的特性を良いものとして伸ばすこともできれば、環境によっては、それを否定的に捉えてしまうこともあるということだ。結局は、どうとらえるか…ということなので、環境調整をする(教育をする)ということであれば、子育てをする上では、遺伝的な特性を良い方向に捉えて伸ばしてやることで子供は健やかに育つということだ。

親が自分の子ならばと、躍起になって自分の夢を後追いさせるような教育をするのではなく、ほっといても遺伝の影響は出てくるんだから、子どもが良かれと思うことを幅をもって見守ってやるというスタイルがどうもよさそうだと感じる。

では、学校という場は、遺伝をどのように味方につけられるのだろうか。金銭的に豊かで何事にも自由度があればあるほど、遺伝的な要素が違いを決めるようになるようだが、貧困などのどうしようもない劣悪な環境や自由度のない社会で育てば、遺伝の影響があまりでることなく育つ…しかし、大人になり自己選択ができるようになると、やっぱり遺伝的な要素が出てくるということで…。

結局は年を取れば親に似てくるというべきなのだろうか・・・もちろんメンデルの法則と同様の割合でとなるわけだが…。

こうやって書いていても全く何を言っているかわからなくなってきてしまうが、結局は、ヒトから人が生まれているわけだから大まかな部分で似ている動物だということだ。遺伝的な要素を絶対的に排除することは難しい。まぁ、本人も親も遺伝だからと楽観的な部分をもって、自分に合った教育方法を見つけることがよさそうだ。絶対これがいいなんて、そんなものはやっぱりない。かといって、どうでもいいということでもない…ほんと禅問答をしているようで答えは出てこない。

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