薦められて手に取った本。
戦争の内容である。史実に基づい書かれている。ただ、それを疑うくらいの内容だった。
敗戦色が濃くなりつつある終戦の二年前。敗戦色が強くなって2年戦ってきたということにも驚くが、人命を優先し、奇跡のように5,200名の命を助けた作戦が行われたことを知り、人として正しいことを貫くことの美学を感じる一方で、同時に無謀な戦いを最後まで続けより多くの犠牲を出したことに無念さを感じる。
全体からみれば、小さな一つの美学にすぎない。しかし、そんなエピソードがあればこそ、そこにこそ人間の可能性を信じることができる。
なんだろう、自分も撤退しようと考えてしまう。勇気ある撤退。しかし、一旦は戻ったところで、また戦いの場を変えるのみである。そうやって繰り返されるなかに、新しい美学を見つけるのかもしれない。
あぁなんだか、ぽっかり空いた穴を秋の風が吹き抜ける寂しさが残った本でした。
松岡圭佑なかなかやるなぁ。
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