教師たちの挑戦

教育

前回に続き佐藤学先生の本である。
学校を変えるために教師はどう取り組んだのか。
その根本はやはり学校にいる教員が変わることがもっとも大切だと感じた。
交代する代わるではない。
教師が考え方を変え、授業が変わるのである。
個人的に自分を変えるのは非常に難しいことだと思う。
よほどの危機感か、使命感がなければなかなか変わらないし、教員集団が変わっていくというのはすごいエネルギーを必要とするだろう。
一気にはできない。コツコツとした実践の積み重ねである。
そうした教師たちの変化と授業の変化が取り上げられた本である。
監修した佐藤先生もすごいであろうがそれ以上に実際に子供達や保護者の前にたつ先生はすごい。
さて、学び合うという事をテーマとした内容ではあるが、自分の知識のなさから知らなかったことを一つ。
勉強という言葉には本来学という意味はない。無理をする、もともと無理なこと、といった意味が本来だそうである。商人が「勉強します。」というのが正しい。学校教育の中で無理なことを強いてきて、いつの間にか無理が通って道理がひっこみ、本来の意味ではない使われ方をするようになったようである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました