悪魔とプリン嬢

小説

 パウロ・コエーリョの小説。日本語に訳すときに表現が難しくなるのか。もともと難しく書いているのか…。なんとも読みづらい小説だった。

 金がなければ起こらない問題を、自分のものではない金を自分たちのものにするために、一人の命を差し出すことに葛藤する町。人の欲は自制心を超えるのか。悪魔の囁きか天使の囁きか、普段の生活のなかでも起こりうる葛藤をひとつの物語として表現している。

 正しさや正義、それまでの倫理を、脅かし、そして欲に負けない正しさを求める教訓めいたパウロ・コエーリョらしい物語だった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました