EdTech テクノロジーで教育が変わり、人類は「進化」する

教育

 最近、流行りの本にスマホ脳という新書がある。人類が生まれてから、この情報化社会の発展に、人体が進化の過程として適応できていないということが、前書きには書かれていた(読んでいる途中なので…汗)。

 しかし、人間は道具を使うようになってから急激な進化を遂げているのは事実で、情報機器をどのように使うかは人の問題である。スマホのような情報機器は、情緒や姿勢、時間の使い方によくないから、持たない方がいいという議論は、時すでに遅しである。ある意味、核兵器に素手で立ち向かうくらいのことで、実際にはそれがいいのかもしれないが、社会としては止められない事実だと思う。

 何が言いたいかというと、どう使うかが大切なのだ。教育の世界は本当に古い体質で、今なお一斉授業がしっかりできることが良い教育だと考える人が多い。そのしっかりできているの裏側に、ただ黙ってレールに乗っている生徒がいかに多いか。

 昭和の時代の方法で教育が続けられているようでは、変わってしまった社会には適応できない。なのに、高学歴といえば大学名による学歴差を指すような社会が、良い大学に入り、良い会社に入ることがリスクが少ないと考える大人の考えを信頼してついてくる子どもたちの将来は危ぶまれる。

 ここまで全く本の内容とは関係のないことを書いているが、こういうことを考えながら読んだ本だった。

 技術をいかに使うか。全ての子どもたちが満足する授業とは何か。受験を生き抜くためではなくこれからの社会を生き抜くための教育とはなにか。そんなことを考えさせられる本であった。技術に使われるのではなく、技術をどう使うか…なんども同じことを言うようだが、そこが大切だと思う。同じ教材を与えても、どう使うかがその道を分ける。

 生まれた時からスマホがあるICTネイティブの子どもたちに、我々大人はどんな使い方を教えることができるのかを考えなければならない。限られた空間で取り上げておくことの無意味さを、改めて考え直さなければならない。

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