危険なビーナス

小説

 先日まとめて買った最後の小説も東野圭吾です。なんでこういう題材を見つけられるんだろうなぁ…ストーリーと犯人はあまり関係しないような、それでいて次なる展開を求めて読んでしまう。

 これはやっぱり面白い小説です。たぶん…主人公の獣医が女性にホレやすいあたりの気持ちがよくわかるからなのか…。弟の嫁に??と思いながら読み進めているドキドキ感があるというのか…。ストーリーと別のところに興味を持って読めちゃうから東野圭吾はうまいんだよね。

 そして、こうなったらいいなぁを最後にちょっとかじらせてくれるあたりもさすがです。

 母の死と弟の失踪に資産家家族の遺産相続問題。そこに数学の未解決課題を織り込んで…盛りだくさんでありながら、ちゃんと消化していく。恋するドキドキありながら、そりゃなんだ?ありながら、ミステリーもくっついている。

 こんな人生だったら疲れるけど、楽しいだろうなぁ。

  ドラマ化されてDVDにもなっています。

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