黄金の奴隷たるなかれ 出光佐三

ノンフィクション

やっと読み終えた。
時間がかかってしまった。
出光佐三について、と思い読み出したもののどちらかと言えば出光佐三の人生というよりも出光興産のこれまでといった内容であった。
最後なで読んでみると出光興産100周年に書かれた本から佐三に関するところをまとめたと言うことだった。
出光興産はこれまでの企業と違い、社会的な後押しが少ないように感じた。常に逆境と闘い「人間尊重」の社是をもとに壁を乗り越え大きくなってきている。
戦争で多くのものを失った。特に中国や韓国、満州、台湾でおおきく活動をしてきた出光はまさに危機的状況からの復活である。元々はただの特約店だったところから現在のような一大メーカになったわけだからさすがである。そしてその中心に常に佐三がいたのは間違いない。
金を尊重せよ。しかし、金の前にひざまづくな。という姿勢と、人を育てよ、ということに関してはこれまでのどの起業家と繋がるところである。

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