母性　（湊かなえ）

読書に時間を使う今日この頃。嫌いではないこういう時間の使い方。
さて、先日短編を読んだ湊かなえに再度挑戦。
今度は短編ではない。
でも、いろいろな見方から一つの見方を見せてくれるからこの人の小説は面白いし好きである。
そして、なんとなく切ない母性の見方。父性はほぼないに等しい
一人の少女の自殺をめぐり・・・。めぐったのか？笑
最後はそうきたかと納得するか、なーーんだ違うんかいと言うべきか。
でも、その物語の中にある一人の女性としての生き方はなんとも切ないものである。
親子関係も微妙なんだなぁと二人の娘を持つ身として考えてしまう。
うちの子に限ってとは思うもののなかなか嫌な事件ばかり起こる世の中である。
こういう手記がどこからか出てくるのかもしれない。
女性は奥深い。そして、女性は怖く優しい。
対価のない愛を・・・持っているのかと自分にも問うてしまった物語であった。