教師と「人間観」

教育

 題名に、おっと思って手に取ったが…

 何とも言葉遊びに付き合わされているような感じがする本だった。特に、語尾の言い回しがくどいと言うかなんというか…哲学書というのはこういう書き方をせねばならぬものなのか(こんな感じかな?笑)。それでも、人が持つ人間観として「よく生きたい」と思うとのこと。「よく」という言葉にいくつかの意味があり、これが混乱をさせている。よくというのが、本来の意味である「よく」というもののほかに、善悪や正、不正のような二元論としてのよくを含むことが問題であるという提起である。
読んでみて、人はみんな「よりよく生きたい」と思っているということに疑問を持たない私としては、よくが「善悪などの二元論」で使われることで、言葉が行きつ戻りつしてしまうという感覚はよくわかった。

 そんなわけで、学校の先生は、生徒を含む人は常に「より良く生きたい」と思っているのだから、それを信じて付き合ってやれとのことだと理解した。それはアドラーも言ってますね。


教師と「人間観」

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