IB教育がやってくる 国際バカロレア入門

教育

 今の教育に疑問を感じるようになったのはいつのことからだろうか。

 先達者の思うように、型にはめられる教育、そこからはみ出るとなじられ叱られる。自分が人に教えるときにも、こうやってやった方がいいと決めつけている自分がいる。日本では、思んばかることが重要視され全く違うものを見ているかもしれないのに、納得しようとする。

 異文化交流と言いながらも、違いを認められずにひとつの答えに当てはめようとする。悪いことばかりではないこともある。違いがあるから協同できるのである。

 私たち日本人は「何」を重要視する。でもそれではその「何」がなくなると、生きる道を失う。職業は工業化が進み人の仕事を奪う。これからもその事実は続く。そんな社会を生き抜くためには、フレームや軸をもってそれをある環境のなかで応用し、新しいものを作っていくしかない。創造である。そのためには自分のこれまでに身に付けてきた固定観念は邪魔物でしかないのかもしれない。ぶっ壊すべきものだ。まさに創造的破壊である。

 世界中の大学を受けるための基礎資格がIB、国際バカロレアである。今回は関連本を二冊読んでみた。目から鱗であり、自分の思いと一致するものを感じた。見え方が変われば真実が変わるように、これまでの自分を見直していく。答えがないものを探しながら、いつも不安だった。でも、その不安の理由が教育にあったのかもしれない。今からでも遅くない。自分を深く広げる学びを始めたいと思った。

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