読書記録

小説

まず牛を球とします。(柞刈湯葉 いすかりゆば)

すごい題名の本だ…。そして、あとがきまで読んで作者が女性だと知る。SF小説の短編集であるが、その領域はかなり広い。歴史的なことにSFが混ざるのは、僕はとても読みやすかったし、状況を思い浮かべながら読むことができる。ところが、「まずは牛を球と...
小説

猫のお告げは樹の下で (青山美智子)

言葉って、いろいろな解釈があります。今回は猫のお告げをタラヨウと言う樹の下で受け取る物語。その人にしか見えないたった一つの単語がお告げ。数文字の単語がキーワードになって気づきを与えてくれる。そんな短編をいくつか組み合わせて、一つの物語になる...
小説

旧友再会(重松清)

重松清の短編集とはいっても、「あの年の秋」「旧友再会」「ホームにて」「どしゃぶり」「ある帰郷」の5話が収録されていて、そのほとんどは「どしゃぶり」であった。テーマは仕事をリタイヤしようとしていたり、故郷への帰郷であったり、実家仕舞いや別れと...
おすすめ

鎌倉うずまき案内所(青山美智子)

令和5年の最後に手に取った小説がこの「鎌倉うずまき案内所」である。そして、いつの間にか年は変わり、令和6年の最初に読み終えたのもこの小説となってしまった。この小説を手に取って、読んでいる間にいろいろあったのは間違いない。たくさんの短編小説が...
小説

読書嫌いのための図書室案内(青谷真未)

部活か委員会活動かどちらかに入らなきゃいけない学校ってまだあるのかなぁ。昔は…必ず部活やらなきゃいけなかったなぁ。なんて思いながら、そんな時に、本を一度もまともに読んだことのない主人公が選んだのは楽そうだからという理由で図書委員を選んだ。め...
小説

慟哭(貫井徳郎)

二つのストーリーがある。交互にそのストーリーが現れるのだ。Weblio 辞書で調べてみると「慟哭」とは、悲しみに耐えきれず激しく泣くことを意味する言葉である。慟哭の「慟」とは「声をあげ、身を震わせてなげく」という意味で、「哭」とは「声をあげ...
小説

おくることば(重松清) 

重松清の小説が好きで、ネット新しい文庫本を見つけて購入した。読んでみると、小説ではない。早稲田大学で重松ゼミを開いているって?特任教授??頭にいくつも「?」を浮かべながら読み進めていく。 2016年から早稲田大学で教師をしているそうだ。そし...
小説

正欲 (朝井リョウ)

正義と正義がぶつかると戦争になる。共通する正義なんてない。正しさは所属する社会によって違う。そんなことを聞いたことがある。正しい欲求と性的な欲求が絡み合った物語。読み始めた時は全く意味がわからない内容だった。最後まできて、最初のページに戻る...
How to

人生の答えは家庭科に聞け!(堀内かおる)

岩波ジュニア新書の一冊である。子どもたちが読みやすいように、話題提供はマンガのストーリーとして、答えは見開き2ページで身の回りの高校生の疑問に家庭科という観点から答えていく内容である。答えていくといっても、どれも答えという答えはない。まさに...
小説

一人称単数(村上春樹)

なぜだか時々、村上春樹の本を読んでみようと思うことがある。それは前に読んでからかなりの時間を置いた後なのだ。どこかで村上春樹の小説を楽しみたいと思っているが、毎回、読み終わって結局なんだったのかと思うことがが多い。きっとそれは自分の理解力や...
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